シリーズインデックス:企業探訪の旅

【第15回】「近江町ブランド」の全国発信めざして-ダイヤモンド商事(株)社長 阿部 靖司氏(石川)(2005.07.27)

~社員と共に“食”にこだわる~

  ダイヤモンド商事(株) 社長
阿部 靖司氏(石川)

 
 金沢(加賀百万石)の台所「近江町市場」に本社を置くダイヤモンド商事(株)の阿部靖司社長(石川同友会会員)に話を聞きました。

ダイヤモンドのように

   社名の「ダイヤモンド」は、創業者が「会社も、社員も磨けば必ず光り輝く。だからみんなで頑張って、光り輝くダイヤモンドのようになろう」と命名したものです。

 同店は、地域の特性、立地、顧客のニーズにあわせて4つのタイプ(生鮮食品の店頭対面販売、手作り惣菜販売、国内外の珍しい食品販売、通信販売)に分かれています。

 スーパー、青果物販売としてスタートしましたが、食べ物へのこだわりから、惣菜・日配品、食堂などに内容を変化すると同時に、市場への来客数減少への対策として郊外出店も行っています。現在、市場内に2店舗、郊外に1店舗、観光客・地域の人に金沢のおいしいものを食べてもらうための食堂「じもの亭」、「近江町うどん」の2店舗を市場内に開店しています。

 本店2階フロアには国内外の珍しい食品・酒類・スパイス・調味料など約10,000品目が取りそろえられ、北陸では、「ダイヤモンドでしか入手できない」と好評を得ています。

 惣菜部門の「近江町コロッケ」は、近江町の新鮮な魚介類を具材にし、特に「甘えびコロッケ」はおいしく、マスコミで何回も取り上げられたり、百貨店の物産展などで全国的に有名になりました。市長も「金沢市=甘えび」をPRできるシンボルと喜んでいます。

 また、「まっとう車遊館店」(北陸自動車道・上り線・徳光PAに隣接)は、近隣・高速道利用者にとって、身近な「近江町市場」になっています。

社員はパートナー

   阿部氏は、社長就任の翌年に同友会に入会して10年、その穏やかなものごしで、広く会員に慕われています。

 同友会に入会して一番の大きな変化は、「社員はパートナー」という意識変革だったそうです。先代社長に認められ、さまざまな研修・講習会などに参加させられて社長になった阿部氏にとって、同僚、部下も皆ライバルと思っていたので驚きだったとのことです。同友会に入会してからは、社員・社員教育の大切さを痛感し、研修・資格取得などに積極的に参加させるようにしています。

 現在、同友会だけでなく、地域、他団体の役員を兼任し、不在の時間が多くなるにつれ、社員に任せることになり、社員が育ってきているそうです。しかし、「空回りしそうな仕組み、社長の器以上に会社は大きくならない」を、名前と内容が一致する企業づくりをめざし、どう改善するか、同友会で学び直さなければと本音も語っています。

 空洞化・高齢化、郊外大型店の進出による来場者の減少、安全・衛星面での店舗・設備の改修など、近江町市場は大きな岐路に立ちながら、金沢市の再開発計画が進んでいます。阿部社長は、「金融アセスメント法」制定、「中小企業憲章」学習運動の取り組みで、地域密着、「近江町ブランド」の全国発信への夢に確信をもち、金沢(加賀百万石)の台所「近江町市場」の再生に社員と共に頑張っています。

会社概要
 創業:1963年
 従業員数:64名(パート40名含む)
 資本金:1200万円
 年商:12億7000万円
 事業内容:食料品・生鮮食品の販売、惣菜の製造・販売
 所在地:金沢市下近江町24番地
 TEL:076-232-0341
 FAX:076-232-0346
 URL:http://www.daiya-net.co.jp/
 店舗:世界の食品ダイヤモンド、そうざいのダイヤ、
    まつとう車遊館、じもの亭、近江町うどん

このページの先頭にもどる

携帯用QRコード
携帯対応について

更新情報RSS