シリーズインデックス:人を生かす経営

【第35回】一人ひとりの笑顔のために-(株)イドム 社長 後藤 眞人氏(徳島)(2006.11.22)

一人ひとりの笑顔のために

  (株)イドム 社長
後藤 眞人氏(徳島)




 (株)イドムの後藤眞人社長(徳島同友会会員)は、1993年に会社を設立し、翌94年には徳島同友会の準備会に入会しました。1998年にタンタン麺一番亭を開業し、四国地区阪神地区に直営とフランチャイズを展開中です。

 昨年より、中華料理のほかに、お好み焼き店舗、そして今年は主に徳島県産の有機・減農薬・無添加の食材を使った、自然派ビュッフェレストラン「みよし野」を開店しました。オリジナル店舗とマルチフランチャイジー戦略で、新たな食文化を徳島に広げています。

発想転換のきっかけは成文化セミナーへの参加

   後藤氏は、会社の設立当初より経営理念をつくり、方針、計画も毎年見直していました。しかし、同友会の「経営指針成文化セミナー」に参加したことで、それらの流れが一貫していなかったことに気づきます。セミナー後に作成した経営指針書では、社員一人ひとりの行動や目標までが理念とつながるようになりました。

 また、それまでは全てトップダウンで指示が出されていましたが、方針・計画については部門・店舗ごとに独自のものも多く、社員の意見を反映させる参加型の企業へと変わっていきました。

 組織図も社長が一番上におかれていたものが、パート、社員を一番上に置き、社長が一番下で支えるようになりました。

光を当てて輝く社員

   同社では、FF(フレンド・ファミリー)割引券を年数回発行し、友達や家族に自分が働いているお店に来てもらい、お店の雰囲気や接客態度を見てもらっています。この取り組みは、社員にとって、一緒に働いているスタッフに自分のことを更に知ってもらうことにつながり、フレンドリーな関係が築け、モチベーションのアップにもつながっています。

 毎年1月には全店を休業し、パートを含めた全社員が参加する新年互例会を開催。協力業者や金融機関も参加しており、1年の経営方針を社内外に発信しています。また、パーティーでは表彰式を業績の優秀者だけでなく「笑顔大賞」「パート努力賞」「ゴミ箱クリーン賞」などをつくり、多くの社員に光を当てています。他店舗間での交流も深まり、全社員が楽しみにしている行事となっています。

 今年のスローガンは「社員満足なくして顧客満足なし」として、新しい福利厚生制度をつくりました。その一つに「子作り支援制度」があり、社員もしくは配偶者の出産で1子につき10万円の出産祝い金が支給されます。産休後の復職は3年以内であれば産休前の条件が適用されます。

 「経営理念である『お客様に楽しかった、おいしかったと喜ばれる店づくり』を実現するためにも、働きやすい環境を整え、やりがいを持ってもらうことに力点を置いている」と語る後藤氏です。

●会社概要

創業:1993年5月
資本金:5000万円
年商:17億円
社員数:220名(パート含)
事業内容:フードコンサルタント、飲食業
所在地:徳島県小松島市田野町宮ノ下14
TEL:0885-33-3188
FAX:0885-33-3340
URL:http://www1.quolia.com/idm/

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