シリーズインデックス:「第二創業」をめざして

【第18回】視生活を守る専門店として地域に根ざす-太陽めがね 店長 柿木 健雄氏(石川)(2007.07.11)

  太陽めがね 店長
柿木 健雄氏(石川)

 太陽めがね(柿木健雄店長、石川同友会会員)は、2年前に大通りに面した場所に店舗を移転して、卸部門を継続しながら小売に力点をおいて営業しています。眼鏡の全国チェーン店が2キロメートル範囲内に2店舗、さらに均一価格ショップなど大型の量販店が参入してきました。隣県眼鏡店の開店も予定され、当地はメガネ激戦区になっています。

同友会で経営者として成長

 同社は1975年に、眼鏡の卸業として柿木氏の父親が創業したのが始まりです。柿木氏が20歳の時に父親が他界。柿木氏は大学卒業後、東京のメガネ学校へ通いながら、売れ行きの良いメガネ店で2年間アルバイトをしました。

 その後、金沢へ戻り、2001年に石川同友会へ入会。異年齢の集団の中で、さまざまな出会いがあり、経営者として成長していきました。経営指針講座も繰り返し受講しています。

強みは経営者の顔が見えること

   経営指針講座で「『太陽めがね』をどうしていきたいか考えてみよう」と言われ、市場環境を分析して自社の強みと弱みを書き出し、初めて自分の会社を客観的に見ることになったという柿木氏。「30年の卸部門の実績でメーカーとのパイプが強い」「大手は人が代わるけれども自社は人が代わらず、経営者の顔が見える」という強みに気づきます。これらは、眼鏡に関する知識が蓄積され、お客様への責任を果たすことにつながるのです。

 経営理念の1項目は「視生活のアドバイザーとして、お客様に快適で・満足できる『眼鏡』を提供することにより、生涯に渡るお付き合いを目指します」としました。経営指針書は、なぜ「眼鏡」を売るかという思いを社員に伝えるツールとしても活用しています。

地元のお店として安心と信頼感を

   メーカーの直販や、ブランド品は卸を介さないという時代の流れを洞察し、卸部門から小売部門に力点を移行した柿木氏。商品と接客の差別化を図り、ターゲットを地元一帯に絞っています。約半径1キロメートル地区へのポスティングも始め、地元のお店としての安心と信頼感を重点にアピールしています。大通り沿いに店舗も移転し、今の眼鏡に満足していない人や路面通行人を新規顧客として獲得する戦略は、他人と同じ物を身に付けたがらない多品種少量ニーズへの対応でもあり、客層掘り起こしの仕掛けです。

 壊れた時に無料で貸し出すメガネレンタル「救急レンズサービス」や、スポーツなど特定使用のメガネの紹介、有名人と同じメガネの宣伝などの創意工夫もしています。また、視力の測り方や加工の仕上がりの違いは分かりにくいものですが、顧客に見えない所でも視生活を守る専門店としての価値を訴求しています。

●会社概要

創業:1975年
社員数:4名
年商:4500万円
業種:メガネ・サングラス・コンタクトレンズとその付属品の小売と卸
所在地:石川県金沢市鳴和2丁目2-3
TEL:076-251-4178
FAX:076-251-0488
URLhttp://www.taiyomegane.com/

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