シリーズインデックス:「第二創業」をめざして

【第22回】社員とともに、地域とともに-ティーエーシー武田消毒(株) 社長 中村 猛志氏(山梨)(2007.08.08)

お客様のよろこぶ顔を求めて

  ティーエーシー武田消毒(株) 社長
中村 猛志氏(山梨)

 ティーエーシー武田消毒(株)(中村猛志社長、山梨同友会会員)は1977年に創業。人に有害な生物の活動を、人の生活を害さないレベルまでに制御するPCO環境管理事業とビルメンテナンス事業を中心に、企業や一般家庭の環境管理業務を行っています。社員とともに「地域とともに歩む中小企業」をめざし、新たな展開に取り組んでいます。

創業時の思い―苦労と努力?

 中村氏は、「これからは機械の時代から、人間を含む生き物が注目される時代になる」との考えで創業。「当時24歳という若さもあり、資金調達には苦労し、また、害虫駆除という仕事への社会的認知度は低く、一年間はまったく仕事をもらえなかった」といいます。

 思案の末、「利益は考えず、まず仕事の内容を知ってもらおう」と中村氏は1日100件以上の訪問を自らに課せ、また、ひたすら看板車で県内一円を走るなど、徹底した営業活動を毎日続けました。同時に看板を300カ所ほど設置しました。

 季節は春を迎え、シロアリの大量発生とともに会社の電話が引っ切り無しに鳴るようになります。「少しずつ起動にのり、その時の喜びは何事にも変えがたい格別のものでした」と中村氏は当時を振り返ります。

同友会との出合い―新たな展開めざして―

   同友会で社員との「共育ち」を学び、それまでのトップダウンから、社員とのコミュニケーションを大事にするようになった中村氏。これからの企業には、常に時代の変化に対応できる考え方、感覚、技術、能力を持つ人材が求められることから、新しい考え方や感覚のすぐれた人材の確保と同時に、人材育成にも力を入れて取り組んでいます。

 社長と社員のベクトルを合わせるため、幹部社員も同友会例会に参加。社内では、社長と社員の話し合いの場、部署ごとでの話し合いの場を持つことで、社員ぞれぞれの問題意識が引き出され、実践へと結びつくようになってきました。

 その一つに社会貢献があります。同社では、2000年から地域への貢献活動がスタート。プロサッカーチーム「ヴァンフォーレ甲府」のオフィシャルスポンサーとなるほか、県内初のプロフットサルチームの結成や年一回のフットサル大会の開催などを行っています。「スポーツを通して、地域の青少年の健全育成のお手伝いが少しでもできたら」と会社をあげて支援。また、近隣の清掃活動や幼稚園の砂場の消毒作業なども無償で行っています。

 当初、社員は理解を示しませんでしたが、何度も社員と「地域とともに歩む」ということについて話し合い、今では社員自らが提案し、実行しています。

社員とともに、地域とともに

   今年は創業から31年目。中村氏は、単に害虫駆除ではなく、環境を調査・分析して根本的に対策し、お客様に満足してもらうことが役目との考えに基づき、「どのようにしたらお客様に喜んでいただけるかを日々社員と共に考え、行動しています」と言います。

 また、中村氏は「環境問題が大きな課題となっている今日、当社の果たす役割は大変重要。お客様にあったプランを積極的に提案し、より良い環境づくりに貢献、さらなる“安心・安全・快適”な環境づくりをめざしたい」と将来への思いを語ります。

●会社概要

創業:1977年
社員数:25名
資本金:2500万円
年商:3億円
業種:害虫防除業務、環境管理業務、ビルメンテナンス全般
所在地:山梨県甲府市徳行3-9-28
TEL:055-226-3515
FAX:055-226-3517
URLhttp://www.takeda-shodoku.co.jp/

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