シリーズインデックス:「第二創業」をめざして

【第25回】環境保全循環型社会と新規事業-(株)ピアライフ 社長 永井 茂一氏(滋賀)(2007.08.25)

  (株)ピアライフ 社長
永井 茂一氏(滋賀)

 琵琶湖に面し、近江八景の一つとして名高い「堅田の落雁」と「浮御堂」で有名な町、大津市堅田。近年では、京阪神の住宅地としての発展がめざましいこの地に、(株)ピアライフ(永井茂一社長、滋賀同友会会員)はあります。

 同社は、1990年4月に創業し、不動産建売として業績を伸ばしますが、バブル経済の崩壊を受け、会社は債務超過に陥ります。「食べるためにがむしゃらに働いていた」と永井氏は当時を振り返ります。

私たちは快適環境を創造します

   努力の甲斐あって業績は回復。しかし、社員が一人、二人と増えていくにつれて、仕事上で細かいクレームが多発してきます。また、給料面では成果主義を導入したため、お客様の利益より社員の利益が優先され、また社員同士が敵対するなど最悪の状況になりました。

 「社長が食べるために仕事をしていましたから、社員がそうなるのも当然です」と苦笑いする永井氏。

 そんな中、同友会と出合います。「何のために経営するのか」を問いかけられる中、売上と利益しか考えていなかったことに気づきます。そして滋賀同友会の「経営指針を創(つく)る会」を受講し、経営理念「快適環境を創造する」を確立します。

 「自分のみの幸せから、周りを幸せにすることにより自らが幸せになると考えが変わってきました」。

経営理念の実践と深化で生まれた再生住宅

   経営理念を実践していく中で、永井氏は日本の住宅がわずか30年で使い捨てられる状況に目を向け、再生住宅の取り組みを始めました。再生住宅は、所有者に変わって住宅を「点検」「補修(リフォーム)」し、さらに「保証」までつけて「快適な住宅」に再生します。

 「住宅は個人の財産ではなく、社会の財産だと思います。住宅を再生し、新しい価値をつけることで、売る側にとっても財産の目減りを防ぐことにもつながります。また、社会にも意味があります。建物の解体は、産業廃棄物の塊で、新しい建築は森林の伐採や石油などの有資源を減少させます。住宅は少し手をいれるだけで、もっと長持ちするんです」。

 この「再生住宅」は2005年に、中小企業経営革新法の認定を滋賀県知事から承認されました。「社会が変わる中で、今までの商品やサービスではお役に立てません。常に何のためにを追求し、お客様の幸せをより高めていくことが、新しい仕事やサービスの源泉へつながっていきます。これからもお客様の夢におこたえしていきます」と永井氏は語ります。

●会社概要

創業:1990年
社員数:19名
資本金:2000万円
年商:4億8000万円
業種:不動産売買仲介事業、賃貸仲介・賃貸管理事業、
    土地有効活用の企画・運営開発事業、住宅建設・分譲販売事業、
    リフォーム事業、外構・造園事業、生命保険代理事業、
    損害保険代理事業
所在地:滋賀県大津市今堅田2丁目36番2号
TEL:077-573-6490
FAX:077-573-6491
URLhttp://www.pialife.co.jp/

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