シリーズインデックス:「第二創業」をめざして

【第29回】「建設サービス業」としての道を切り拓く-(株)ナビック 社長 仲内 悦治氏(兵庫)(2007.09.26)

  (株)ナビック 社長
仲内 悦治氏(兵庫)

まちの工務店から土地オーナー支援業へ

   (株)ナビック社長の仲内悦治氏(兵庫同友会会員)は、阪神・淡路大震災の年である1995年に実家の工務店を継いで会社を法人化して同友会に入会しました。先代より地域の戸建て住宅を中心に仕事をしてきた仲内工務店(当時)には、震災翌日より震災復旧工事の依頼が相次ぎ、人手も資材も不足するフル回転状態の特需が続きます。しかし、全国的には建設不況が叫ばれ、企業数が3分の1になると言われている状況と、震災をチャンスに自立型企業と第二創業を目指そうとする兵庫同友会で、それまで待ちの姿勢を余儀なくされていた受注スタイルから、自ら仕事を生み出す建設業を目指します。

 はじめに取り組んだのは、コンビニエンスストアや大型量販店など郊外型ロードサイド店舗の建設です。不動産(土地)の有効活用をしたい地主と、よい物件に出店をしたいロードサイド店舗の事業者を「地域」「情報・ネットワーク」「建設」をキーワードにしてマッチングさせることで、これまでにない新しい仕事をつくり出していき、厳しい業界にあって業績は順調に伸びていきました。

 現在は2回目の第二創業として、これまでつくりあげてきた地域の地主のネットワークと信用力を武器にして、賃貸マンションと戸建て賃貸住宅の企画・建設・運用までをトータルサポートする土地オーナー支援業として「脱工務店」を宣言しました。

 この企業成長・発展を実現した原動力は、同友会をはじめとする学びと実践の繰り返しです。

顧客満足だけでない顧客価値創造の実践

   「全てに自信と誇りを持てる会社を創ります」をメインテーマにまとめられた「ナビックvision2010」が大きな転換点となりました。これは同友会の支部長として経験した支部ビジョンづくりとその実践の過程で会員や支部が変わってきたことがヒントとなりました。事業の拡大で社員数が増えていくなかで、自分たちが目指すものを明確にして共有することを目的にビジョン委員会を立ち上げました。

 今年の4月に新しい会社名となったナビック(NAVIC)とは、新しい価値と感動を創造します(NEW VALUE AND IMPRESSION CREATOR)という頭文字からとったもので、自社の役割とお客さまへのお役立ちの思いがこめられています。

 これまでの建設業は、建物を建てることが目的(ゴール)になっていましたが、その建物を受け取られたお客様は、建物が建ってから事業や新しい暮らしがはじまります(スタート)。お客様に本当にご満足いただけるように、建物づくりが最終目的ではなく、建物を通じて新しい価値や感動を伝えていくことを目的にした、時空間的なトータルな視点における建物づくり・街づくりを通じた、顧客価値創造経営に挑戦しています。

●会社概要

創業:1966年
社員数:22名(グループ会社含む)
資本金:2000万円
年商:9億8500万円
業種:総合建設業(建設サービス業)
所在地:兵庫県西宮市生瀬東町15番20号
TEL:0797-81-0117
FAX:0797-87-4521
URLhttp://www.na-vic.co.jp/

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