シリーズインデックス:人を生かす経営II

【第22回】「人を中心とした経営」を目指して―(株)クリエイト 社長 清水 栄一氏(山梨)(2008.7.2)

  (株)クリエイト 社長 清水 栄一氏(山梨)

 (株)クリエイト(清水栄一社長、山梨同友会会員)は、1991年に清水氏が6年間のサラリーマン生活を経て、建築業向け営業支援業として設立した会社です。創業当初は、パート社員2名という家庭的な雰囲気でしたが、業績向上に伴い分社化も行い、現在ではグループ6社で170名の社員を擁する企業に成長しました。
 

創業当初からの悩みは「人」

   しかし、会社があまりに急成長したため、人の成長が追い付いて行かないという状況が生まれました。創業当初は高い能力のある個人頼りで会社は回りましたが、会社の成長とともに「入社してくる人材の能力や意識が低い」と悩むようになりました。

 人件費を抑えるためにパート・アルバイトが主流でしたが、携帯電話機器の販売会社でもあり「数字」に厳しい風土を持っており、厳しくすればすぐに退社してしまいます。人数と質の両面で常に悩み苦しんでいました。正規採用も中途採用で対処して、次々に募集して入れましたが、多くの社員は辞めて行くという失敗の連続でした。「経営者として未熟な自分が悲しかった」と清水氏は当時を振り返ります。
 

社員の意識と定着率向上を目指すが…

 そこで、社員意識の向上と定着率のアップを狙って、(1)パート・アルバイトの完全社員化、(2)新卒の採用という2つの大改革を実行します。

 6年前から本格的に新卒を採用しますが、社内教育システムがないので銀行系コンサルタント会社などに外部委託。会社として「人を育てなければ」という思いと裏腹に、一向にうまくいかない日々が続きました。定着率も低く、当然社内のまとまりもありません。清水氏は「今考えてみるとすべて他人任せだった。これではうまくいくはずもない」と言います。
 

人を中心にした経営、企業へ

   清水氏は10年前に山梨同友会を設立に参加したものの、その後いわゆる「スリーピング会員」になっていて、ほとんど参加していませんでした。代表理事からの一喝で、2年前に心機一転して同友会に参加し始めました。

 現在、同友会で学んだ「共育」の概念を役員とともにもう一度学び直し、社員と共に成長することを喜びとする企業づくりを目指して奮闘しています。経営理念の浸透を図り、独自の社内の研修制度も作るなど、自社の改革に取り組み、本年は山梨同友会で初めて行った「第一回合同入社式」にも参加しました。

 今後も「すべてにおいて人が中心」という経営理念のとおり、「人」を大切に考え「人との出会い」を大切にした経営を目指します。「それにはまず、経営者が常に学び、成長することが第一だと考え、同友会で学びあいを深めて行きたい」。清水氏の、「人を中心とした経営」を基盤に、情報通信新時代をリードする「いちばんグループ」への挑戦は続きます。
 

会社概要

設 立:1991年
社員数:170名(グループ会社6社)
資本金:1000万円
年 商:50億円
業 種:情報サービス提供業
所在地:山梨県中巨摩郡昭和町清水新居1527
TEL:055-288-3060
FAX:055-227-6271
URLhttp://www.no1-group.jp

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