シリーズインデックス:若者がいきいき働く企業へ

【第19回】仕事の感動は現場で味わえる (株)栄港建設 専務取締役 岡野 美紀子氏(神奈川)(2014.08.27)

岡野専務 (株)栄港建設 専務取締役 岡野 美紀子氏(神奈川)

入社までのいきさつ

 (株)栄港建設(岡野美紀子専務、神奈川同友会会員)は、注文住宅を中心としたさまざまな工法で建築物をつくっています。特に建築家との家づくりに特化し、社内に設計部を置かないスタイルで「つくる」ことに専念している会社です。先代である父親が1982年に同社を設立し、そのサポート役として岡野氏は入社。簿記の学校に通い、会社設立登記等からのスタートでした。前職の父の仕事ぶりから多くのお客様から支持があり、仕事の依頼は増えてきます。しかし、このころ、母がガンを患い、看病と仕事でげっそりした父親を見て、当時外で働いていた弟(現社長)に手伝ってほしいと頼みました。「弟は、不本意であったようで非常に悩んでいましたが、入社を決意してくれました」と岡野氏は言います。

同友会への入会から共同求人活動参加へ

現場  バブル崩壊後、これからの時代をつくる建築家を見出し、その建築家たちと共に成長することを選択しました。「建築家の期待に応える高い技術力を持つ人材を確保し、育成する会社でないと生き残れない」と痛感していたころに、神奈川同友会に出合い、2002年に入会しました。入会後、すぐに「経営指針作成部会」に参加して自社の経営指針を作成しました。「企業は人なり」とはよく言いますが、自社の技術力を支えてくれるのが職人さんたちです。自社の現場監督を育ててくれるのも職人さんの力が不可欠です。その後、共同求人活動にも参加し、中小企業に目を向けてくれるような若い人が入社してくれるようになりました。

仕事の感動は現場で味わえる

 共同求人活動で新卒入社した林辰彦さんは、「僕は大きい会社よりも、自分次第で存在価値を認めてもらえる小さな会社の方が、自分の力を発揮できると思っていました。工事の予算組みから工程管理、材料の手配、施工図の作成、安全管理と仕事はたくさんありますが、最も重要な監督の仕事は、現場の職人さんに目一杯、いい仕事をしてもらうことにつきます。チームで期待以上の仕事ができると感動します」と語っています。

 また同期入社の山内由梨子さんは、「私は事務仕事で現場に行くことはめったにないので、林さんが現場監督として働く姿を見る機会はありません。しかし、職人さんと話をしていると自然と監督たちの話になり、現場での林さんの一生懸命な仕事ぶりを教えてくれます。監督と職人さんたちは、一つの現場に真剣に向き合い、支え合い、はげまし合いながら完成させていきます。うらやましいほどの信頼関係です。お客様からお礼の電話やお手紙をいただくこともあり、林さんを含め、監督たちがほめられると何だか自分のことのように嬉しくなります」と話しています。

選ばれる会社になるために

社員の皆さん  「新卒の社員が入社してきて、会社の連帯感、良い意味での緊張感も生まれ、風通しの良い体質につながってきています。さらに選ばれる会社になるためには、良い仕事をすることは当たり前のこと。良きパートナーと良い仕事を共有して、次につなげていけることが大事なのです。さまざまな業界の方々、多くのプロフェッショナルとの出会いが次のチャンスにつながります。そのような意味でも同友会の活動は私にとって大変有意義なものなのです」と岡野氏は力強く語ります。

会社概要

設 立:1982年
資本金:5,000万円
年 商:15億2,000万円
事業内容:総合建設業
従業員数:24名
所在地:横浜市港北区北新横浜2-8-11
TEL:045-542-1973
URL:http://www.eikou.co.jp

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