シリーズインデックス:若者がいきいき働く企業へ

【特別版】ビジョンを明確にし、想いをカタチに変える! 大日運輸(株) 取締役 石井 肇氏(大阪)(2014.12.10)

石井取締役 大日運輸(株) 取締役 石井 肇氏(大阪)

徳島同友会機関紙(TOKUSHIMA DOYUKAI NEWS 12月号)10月城東支部例会記事より転載

何の為に経営しているのか、自社の存在意義 を問うことから道は聞ける

 当社は道路貨物運送業として、 40年近く建材の現場配送業務に携わっています。

 運送業界では、長年の運賃の低迷や長時間労働 、低賃金、入手不足など悩みは尽きませんでした。バブル経済の崩壊で、業績が下がる中、阪神大震災の影響も重なり、売上は激減し、窮地に追い込まれます。このとき、会社の危機を救ったのが、それまで現場配送や作業で無理難題を依頼してきたお客様と、それを何とか克服することに意気を感じていた社員との「信頼関係」でした。「困ったときにいつも助けてくれる大日を今度は我々が助ける番だ!」とお客様がいろいろと仕事を紹介してくださいました。

 その一つが、15年前の新しい事業展開です。建材を預かり配送するだけでなく、現場で出た端材を自社で加工し、「住宅部材加工」という付加価値をつけました。石井氏は、これで自主的で質の高い企業を作ることができると確信しました。新事業で業績は回復し、現在は運送部門を超える事業にまでに成長しました。

同友会での学びと実践

 同友会で見聞きしたことは社員に伝え、学んだことは必ず実践しています。会社に人が集まるには目的が必要であり、目的がないと仕事は苦痛になります。良い目的に向かって社員全員で取り組めば 、良い仕事ができると思います。

 運送は 、荷物を目的地へ事故なく運ぶのが当たり前の仕事です。荷物の遅れや破損は減点され、常にマイナスの評価しかありません。しかし、その過程で「ありがとう」と言われたら、社員は仕事にやりがいを感じられるのではないかと考え、「ありがとう、と言ってもらえる仕事を通じて豊かな暮らしを創造します」という理念を成文化しました。

 新年会では 「ありがとう大賞」の表彰をしています。大賞は、昨年一年間で一番「ありがとう」と言いたい人を一人につき1名ずつ投票してもらい決定します。他には、日本一笑顔(ありがとうの結果が笑顔です)の見られる会社を目指して 、「ありがとう」と言ってもらった数(ありがとう数は経営指針に盛り込まれている)を毎日掲示板に書き込んで、もらっています。 また、毎日の朝礼では、「みんなの会社『大日ありがとう村』で 幸せになろう」と言い続けています。まさにこれが、同友会の 自主・民主 ・連帯ではないか、と石井氏は考えています。

 以前は企業変革支援プログラムのほとんどがレベル2でしたが、経営理念を確立して「大日ありがとう村」を方針に掲げたことで、仕組みができてレベル3になりました。企業変革支援プログラムは、同友会での学びと自社で実践すべきことが集約されています。石井氏の目標は、「朝起きたら行きたくなる会社」と言ってもらえる会社をつくることです。そのために、同友会三つの目的の一つである、“良い会社をつくろう”という気持ちを持ち続け、新たな夢に向かっていきます。

会社概要

設 立:1971年
資本金:1,000万円
事業内容:配送サービス、保管サービス、加工サービス、販売サービス
所在地:大阪市北区菅栄町1-20
TEL:072-884-6111
URL:http://www.dun.co.jp/

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