シリーズインデックス:チャレンジ環境経営

【第14回】環境経営の取り組みは少しずつ、一歩ずつ貢献 (株)FCC 代表取締役 深澤正司氏(神奈川)(2015.07.23)

  (株)FCC 代表取締役 深澤正司氏(神奈川)

創業から環境への意識

 湘南の海近くに本社を構える(株)FCC(深澤正司代表取締役、神奈川同友会会員)は、今年で創業20周年を迎える害虫駆除専門会社です。ゴキブリやネズミ、トコジラミ、チョウバエ等の駆除を中心に行っています。深澤社長は、都内出身ですが、マリンスポーツが大好きなことから湘南の地で創業しました。海の環境を守るという観点から、環境への意識がおのずから芽生えました。

同友会入会、そして経営理念作成へ

 同友会へは2003年に入会します。入会後、すぐに経営指針作成部会に参加し、自社の経営理念を作成しました。作成した経営理念にも環境への配慮が盛り込まれています。

経営理念:「地球にやさしく 人にしあわせ」

企業目的
1、最上の環境意識を持ち、衛生分野で地域社会のお役に立ちます。
2、和の精神、道徳心、感謝の気持ちで信頼される企業になります。
3、全人格を認め合い、自己実現できる明るく楽しい職場を築きます。

事業目的
1、私たちは、衛生のコンサルタントとして、技術・商品・サービスの高い質を追求し、社会に提供します。
2、私たちは、企業努力を怠らず、生産性の高い経営で適正利益を確保し、社員・社内・社会に還元します。

環境経営の取り組みスタート

   経営指針作成後、社内にエコ委員会を立ち上げ、様々な環境経営の取り組みがはじまりました。まず、毎日行っている会社近隣の清掃活動、2ヶ月に1度ボランティア団体と協力して実施しているビーチクリーン活動です。これらは、地元住民の方々との交流が出来て、定期的に行う事によって、社員1人ひとりの環境意識が養われています。

 また、環境負荷の少ないエネルギーであるクリーン電力を購入し、今では営業所の約77%相当の電力を賄っています。そして、5年前に「エコアクション21」の認証を取得しました。営業所の光熱費の節約、エコドライブを取り入れたガソリン使用量の削減、業務上出てしまう産業廃棄物の分別等に取り組むことで、二酸化炭素削減の目標達成をめざしています。

 同時に数年前から「同友エコ」にも取り組み、2014年度の「CO2削減賞」を受賞しました。さらに、本業の分野では、環境にやさしい自然物質から成るFCCオリジナルコーキング剤(不快虫侵入防止材)を製造・販売しています。本製品は、「殺虫剤は虫を殺すが環境にも害を与える、また、洗剤で身の回りはきれいになっても、河川や海を汚してしまう」という深澤社長の想いから、林晃史農学博士・医学博士の協力のもと、開発・製造しました。ちなみに本製品は、同業他社にも販売しています。

環境経営の取り組みは少しずつ、一歩ずつ

   「環境経営はやり続けることが成果につながる」と深澤社長は語ります。入社したばかりの社員は環境に対してほとんど意識はなくとも、FCCにいることで、しだいに環境問題を考えてくれるようになっています。また、「中小企業の環境経営は一度に進めることは困難なので、少しずつ、一歩ずつ取り組むことが大切」とも語ります。その事実はFCCの取り組みに表れています。

 今年5月に開催した神奈川同友会50周年記念式典の記念講演でお話された村上敦氏のエネルギーシフトの内容に大きな衝撃を受けました。深澤社長は、「今後、エネルギーシフトの学習に取り組み、実践を検討していきたい」と力強く語っています。

会社概要

創 業:1995年
資本金:1,000万円
社員数:23名
事業内容:害虫駆除及び防除、害虫捕獲機の販売、消毒剤・除菌剤の販売、洗浄剤の販売、脱臭剤の販売
所在地:神奈川県藤沢市辻堂元町4-3-32
TEL:0466-31-3164
URLhttp://fccsystem.co.jp

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