シリーズインデックス:キラリと光る小さな企業

【第26回】一貫した対応で課題解決 (株)エス・アイ・エス 代表取締役 佐藤 広氏(群馬)(2017.11.29)

佐藤広社長 (株)エス・アイ・エス 代表取締役 佐藤 広氏(群馬)

 (株)エス・アイ・エス(佐藤広社長、群馬同友会会員)は1985年に個人創業しました。1990年に有限会社を設立、1996年に株式会社へ改組し、今日に至っています。

 さまざまな情報管理システム、ソフトウェアの開発を中心に、ホームページ制作やeラーニングコンテンツ制作、関連機器の設置販売・メンテナンスも行っています。

 経営理念の第一項に「われわれは、ソフトウェア創造のプロフェッショナル集団として技術とアイデアと真心をもって顧客の満足するソフトウェアとサービスを提供し、地域社会の発展に貢献する会社をめざす」と謳(うた)っており、お客様の要求事項実現と課題の徹底解決につとめています。

「他人楽」

社屋  佐藤氏は情報処理の学校を卒業後、高崎市内の会社へ就職しました。そこでは客先へ出掛け、オペレーション業務に携わっていましたが、窓もない仕切られた部屋でコンピュータの大きな音だけが響く環境に耐えきれず退職。その後は父と農業に従事していました。

 しかし、小規模な農業での収入はあまりにも少なくがく然としました。「一生懸命働いたところで、これじゃこの先やっていけない」と思いながら、「働くって何? 何のために働くのだろう?」と、真剣に悩みました。
 そしてあるとき「そうか、他人楽*だ!」と直感しました。23歳のときでした。その後、25歳で創業しましたが、それ以来、この「他人楽」という考え方が佐藤氏の根底を支えています。

 群馬同友会には(株)大五建設の小井土氏の紹介で1991年に入会しました。入るとすぐに「経営理念をつくったほうがよい」と小井土氏に促され、すぐに成文化したのが現在の理念です。
*はたらく=他の人(はた)を楽(らく)にするという考え方

最初から最後まで

 小さなソフト会社は、大手の下請けでプログラムを組んでいるところが比較的多いですが、それはそのほうが一定の仕事量が確保されるため、経営が安定するからです。

 一方、同社は「最初から最後まで」が強みです。つまり、お客様の要望をきちんと把握することから始まり、提案・設計・開発・試験・導入支援・保守まで。そのためには一通りの能力を兼ね備えていないとできません。同社にはSIベンダーとして30余年の豊富な業務ノウハウが蓄積されているほか、国家資格保有の技術者が多いので、要望に添った対応はもちろん、その一歩先の提案も可能です。

 また同社で開発したパッケージソフトをお客様仕様へカスタマイズすることで、ローコスト化を実現することもできます。

 「カタチのないものをつくるのは大変ですが、何と言っても導入後のお客様の笑顔は、私たちのやりがい・働きがい、そのものです」と佐藤氏は言います。

今後の展望

社内の様子  佐藤氏は65歳をめどに社長を退き、生え抜きの社員に社長を引き継がせたいと考えています。そのため経営者感覚を持たせようと意識して接しているところです。

 刻一刻と変化し続けるコンピュータの世界。システムを導入することで解決できる課題は、まだまだ山のようにあると考えられます。「これからも“お客様の課題解決”をお手伝いする身近な存在として常に技術の向上と人格の向上をめざし、地域社会に貢献していきたいと思います」と佐藤氏は語ります。

経営理念

1. 我々は、ソフトウェア創造のプロフェッショナル集団として技術とアイデアと真心をもって顧客の満足するソフトウェアとサービスを提供し、地域社会の発展に貢献する会社を目指す。
1. 我々は、常に技術の向上を目指し限りなく挑戦する。
1. 我々は力を合わせ生き甲斐のある会社を創り、仕事を通して意識(人格)の向上に努め豊かな生活を実現する会社を造る。

会社概要

設 立:1990年
事業内容:ソフトウェア開発、OA機器販売、電算業務代行サービス
所在地:群馬県富岡市星田632-1
TEL:0274-63-0466
URL:http://www.sis-jpn.co.jp/

「同友ぐんま」2017年11月号より転載

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