シリーズインデックス:人が育つ中小輝業

【第14回】仕事を通して生き方を学ぶ (株)フクール 代表取締役 福崎 秀樹氏(富山)(2018.09.12)

福崎秀樹社長 (株)フクール 代表取締役 福崎 秀樹氏(富山)

同友会との出合い

社屋  先代がもともと会員であったため、社長就任前に青年部会員として富山同友会へ入会しました。入会後、青年部会長や、F.P.部会長(富山商業高校でのキャリアガイダンスや、模擬株式会社「TOMI SHOP」をサポートする部会)、情報化推進本部長などを歴任し、最近では地域の子どもたちと若手社員が一緒に登山をすることで人との関わり方を見つめなおす活動などにも、積極的に取り組んでいます。

 福崎氏は「同友会と出合い、仲間と経営について学び合ううち、うまくいかないことをずっとだれかのせいにしていたことに気がついた」と言います。自分はなんのために経営するのかを考えるようになり、自分も、会社も、少しずつ変わってきました。

採用そのものが会社づくり

 7年前、まだ鼻息荒かったころに始めた新卒採用も、全然うまくいきませんでしたが、それでも続けているのは、採用活動そのものが会社づくりだと学んだからです。共感し合える仲間を会社に迎えいれることで、その新入社員が成長するために、先輩社員が自分たちに何ができるかを考え、その過程でみんなが成長できる。「社員には、仕事を通してどう生きるかを学んでほしいと思っています」と福崎氏は言います。

 今では若い社員が増え、販促イベントなども社員が企画から運営まで責任をもって成し遂げるようになりました。自分たちで考えてやってみたことが失敗したとしても、それは必ず成長につながると信じています。

社員教育は損得ではない

 「わが社が参画している登山の企画も、最初は文句言いながら参加する社員もいるし、体力的に不安がある社員もいます。そんな中で、自分より弱い立場の人と一緒になってどうやったら目的を達成できるかを考えることが、たくましく生きるための本当の『共育』じゃないでしょうか。よく社員教育を損得で考える経営者もいますけど、あれは何でなんですかね?僕はこんな仕事をやっていますが、実は昔から機械音痴で、ITとかも社員の方がよっぽど詳しいんです。だからみんなの力を借りないと、何にもできません」と福崎氏は笑顔で語ります。

 かつて働くことに意義を見つけられなかった福崎氏が、働くことの意味を問う立場となったとき、同友会と出合いました。福崎氏(経営者)と社員が共に育ち合うことで、今では若い社員が自主性を発揮し、どんどん新しいチャレンジができる会社へと成長。それこそが、激しい時代の変化にも柔軟に対応できる強じんな企業づくりにおいて最も大切なことなのです。

社員さんの声

社員さん01 Q1.会社のどんなところが好きですか?
Yさん: 好きなところは、一人ひとりの意見が尊重されるところと、自分たちで考えたことをやらせてもらえるところです。単なる作業ではなく、仕事に携わっているという実感があります。入社から5年経ち、後輩も2人できました。

社員さん02 Q2.同社を選んだ理由と、今後の抱負は?
Kさん: もともとIT関係の勉強をしていて、働くなら富山の会社でと決めていました。東京や大阪などでの就職より、やっぱり富山に貢献したいと思って。入社から3カ月が経ち、今はクラウドサービスの部署に所属しています。Yさんは同じ部署の先輩で、皆さん本当に優しいです。僕たちが提供できるセールスフォースやBOXなどのツールは、お客様にとってそれを使うことが目的ではなく、お客様がそのツールを使ってどんなことを成し遂げたいと思っているのか、そこに寄り添いながらサポートできればと思っています。

会社概要

創 業:1974年
資本金:1,000万円
年 商:1億6,000万円
事業内容:OA機器の販売、サービス/コンピュータ、サーバその他周辺機器の販売、サービス/クラウドサービスの販売・開発・サポート/ITコンサルテーション事業/各種セミナー/人財教育事業/その他
従業員数:10名
所在地:富山県富山市豊田町2-12-8
TEL:076-432-2559
URL:http://www.fukull.co.jp

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