シリーズインデックス:経営革新する元気印企業

【第17回】下請け比率90%から脱却へ 誠和クリエイト(有)社長 福本 美洋氏(山口)(2008.11.26)

福本ご夫妻 誠和クリエイト(有)社長 福本 美洋氏(山口)

 塗装・総合リフォーム業の誠和クリエイト(有)(福本美洋社長、山口同友会会員)は、バブル崩壊と景気後退のさなかの1999年に独立開業しました。夫人の「駄目だったら私が働いて食べさせてあげる」という一言に後押しされ、今でも二人三脚で経営に取り組んでいます。

 「頭が上がらない」とはにかみながら語る福本氏。社名の「誠和」は、将来は会社をついで欲しいという思いから息子二人の名前から一字ずつとり、「クリエイト」はものごとを創造するという意味から夫人と決めました。

同友会との出合いが自らを変えた、家業から企業へ

社屋外観  2003年2月に山口同友会に入会し、「経営指針成文化セミナー」に参加しました。そこで「何のために経営しているのか」「どのような会社にしたいのか」と聞かれ、答えられなかった福本氏は、経営指針書をつくろうと決意。「最初はものまねから出発した」と言います。

 現在では、社員や外注職人にも指針づくりに参加してもらい、個々の「今年の目標」という形で指針書に掲載しています。指針づくりで一番よかったことは、得意先売上高、利益率のABC分析、移動累計グラフなどを作成し、自社の強み、弱みを科学的につかめたことでした。

 同友会で学んで実践していることに、一社あたりの下請け比率を全売上の20%以下に抑えることや、社員とのコミュニケーションをはかるために「先月の反省・今月の目標・来月の目標」を仕事に限らずプライベートも含めて文章にして提出してもらうことがあります。

 また、社員の誕生日に食事券を贈ったり、幹部社員にも同友会の例会に参加してもらっており、福本氏は「一番安上がりの社員教育をさせてもらっている」と言います。その他にも、会員に習って経営理念を名刺大のカードにして社員に携帯してもらっていること、些細なことでも継続することで大きな力になると考え、6時に起きて犬の散歩、自販機の管理、会社の掃除、神棚の水替えに挑戦しています。

創業9年目、これからの戦略

ドッグカフェ  「お客の要望に100%をこたえることは当たり前、提案型で120%をめざす。数多くある業者の中からわが社を選んでいただけるよう攻めの経営をめざす」と今後の決意を語る福本氏。会社を広く知ってもらうために、昨年8月には交通の要所に会社を移転しました。その一階には夫人が大の動物好きということもあり、犬と一緒に食事ができるドッグカフェをオープン。大きな看板も設置しました。

 本業では耐震改修工事を積極的に営業、またマンション管理会社とのかかわりから築14~15年のマンションの調査・診断をもとに大規模修繕計画を作成しました。来年からの受注にも手ごたえを感じています。今後は元請けでの仕事の比率を上げていくことをめざし、さらに建物で困っている方の悩みを解消・解決できるようなネットワークづくり、しかも仲介や窓口としての経費をかけずにできる仕組みづくりをめざして勉強中です。

会社概要

創 立:1999年
資本金:500万円
社員数:9名
年 商:2億1300万円(2007年度)
業 種:塗装工事、防水工事、住宅リフォーム工事、コンクリート構造物調査・診断・設計・施工、打放しコンクリート特殊補修・復元・外壁改修
所在地:山口県下関市椋野町2丁目2番16号
TEL:083-231-3651
FAX:083-231-3751
URLhttp://www.seiwa-cr.co.jp/SeiwaCreate/

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