シリーズインデックス:経営革新する元気印企業

【第19回】山陰発!!レディースブランドを世界へ(有)フローレス 社長 田中 美幸氏(鳥取)(2008.12.10)

田中社長 (有)フローレス 社長 田中 美幸氏(鳥取)

 (有)フローレス(田中美幸社長、鳥取同友会会員)は、輸入ブランド品の販売、卸、買取の会社で、鳥取県米子市内に3店舗を構えています。最近では自社レディースブランド「フローレスココ(バッグ・アクセサリー・小物・洋服)」の製造・販売を手がけています。

「経営者として生き抜く覚悟」

本店でもある「インポート&ブティック フローレスココ マドモアゼル店」  田中氏は、不況とブランド品ブーム衰退のあおりを受けて会社の売上低迷に悩んでいたときに、鳥取同友会を知り、2004年に入会しました。

 一度は夫に全てを任せて引退することも考えましたが「第2期経営指針を創る会」に参加して、「夢と責任」を持ち、経営者として生き抜く覚悟を決めました。そして、「フローレスはあなたと共に夢飛行を続けます」という経営理念を掲げ、経営革新に取り組み始めました。

社員とともに悩み・考え・あきらめず

 「では、一体何を始めたら良いのか」、まず社員と議論を始めました。その中で、自分の譲れないものが見つかります。それは「自分たちだけにしかできない『オンリーワン』の仕事と東京・海外進出」でした。田中氏の胸の中には、人のまねではない自社ならではの何かができないかという思いが強くありました。

 しかし、漠然として具体策が決まらず、大きな事業をするほどの資金もありませんでした。2年間とことん社員と粘り強く話し合い、「山陰初レディースブランド・フローレスココ」の確立にたどり着きます。田中氏は、「自らが開業し命名した店名、いわば『人生の証』がブランド名となり、世界中の女性を美しくおしゃれにし、喜んでいただけるなら、こんな幸せなことはない」と言います。この経営革新は、女性社員が多い同社にとって、互いに感動、共感しながら取り組めるという点で大きなやりがいと励みを生みました。

 このことがまさに経営理念の具体化となり、田中氏は「改めて仕事の原点に気づいたことに感謝しています。経営理念をつくってよかった」と語ります。

自社ブランドを世界に発信したい

新しい自社ブランド店舗「ブティック フローレスココ ホープタウン店」  2008年8月末にはブティク「フローレスココ」をオープン。田中氏は何度も海外に渡り、製造工場と提携し、思いを伝えてきました。そうして、山陰では珍しい自社の独自性の溢れるデザイン、機能、こだわり素材で、低価格の洋服の完成に至ります。登録商標もとり、付加価値を高めるため、包装紙、シール、タグなどにもこだわっています。また現在、「経営革新計画」で県の承認企業登録を申請しているほか、店舗小売と同時に催事出店、ネット販売、県外の大型店へ販路拡大を始めています。

 大不況と消費低迷に加え、山陰地方では県外から大手大型店が続々進出し、地元企業は経営難、廃業に追い込まれています。田中氏は今後、逆に鳥取県から県外、世界へ自社ブランドを発信し売上げを伸ばし、地域に貢献したいと考えています。そして「社員と人々と共に夢飛行」を続け、羽ばたこうとしています。

会社概要

設 立:2000年4月
資本金:300万円
社員数:4名(他パート4名)
業 種:業種:ブランド品のバック、小物、アクセサリー、洋服、文具、雑貨等の小売業
所在地:鳥取県米子市角盤町1-73
TEL:0859-31-5754
FAX:0859-31-8850

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