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【第7回】社会に対して問題提起できる会社に SSC(株) 代表取締役 服部 一彌氏(三重)(2020.09.23)

岡部一彌社長 SSC(株) 代表取締役 服部 一彌氏(三重)

据え置き型放射温度計「測太郎(そくたろう)」を開発

 三重県桑名市でセンサー応用機器の開発・製造を行うSSC(株)(服部一彌代表取締役、三重同友会会員)は、代表取締役の服部一彌氏が経営する(株)ハツメックのグループ会社として2000年に設立されました。

 同社は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、非接触での体温測定の市場が急拡大したことに着目。従来のハンディータイプの非接触温度計では体温を正確に測ることが難しく、また海外製粗悪品が流入したことから、2020年2月より訪問者が自主的に体温測定を行うための体温計の開発に着手しました。そして5月、顔やモノなどの表面温度を非接触で測定できる据え置き型放射温度計「測太郎(そくたろう)」を発売。赤外線をもとに想定した温度を表示し、事前に設定した温度を超えると発光ダイオード(赤色LED)が点灯し警告する仕組みで、病院や福祉施設、企業などで導入されるようになりました。

測太郎2  「測太郎」の販売は同社では初めてのBtoCへの取り組みとなり、社内では一時あつれきも生じましたが、結果として社員のモチベーションが大きく高まりました。9月には、より体温計に近いアルゴリズムを搭載した「測太郎供廚鯣稜簍縦蝓7彗時以外は消灯し、人が近づくと起動するよう改善するとともに、タブレットによる遠隔監視で人件費削減を可能にしました。

社会に対して問題提起できる会社に

 「企業の存続には、時代の変化に応じて移り変わることが必要不可欠であり、時代が変化する時には必ず新たニーズが生まれてくる」と服部氏。「コロナショック」とも呼ばれる現在の状況に悲観的になるのではなく常に前向きな議論をすること、時代の変化に対応しながら自社の強みをどのように生かすことができるのか考え続けることの大切さを説きます。

 そして「このような危機的状況の中で時代の変化に対応し、常に社会に対して問題提起できる会社が、同友会の言うよい会社の条件『どのような環境変化にも負けない強じんな体質の企業』なのではないか」と服部氏は問います。「測太郎」の開発には、急速に変化する社会に問いを立て続ける服部氏独自の視点や価値観が反映されています。

会社概要

創 業:2000年
事業内容:センサー応用機器の開発・製造
従業員数:100名(グループ全体)
所在地:三重県桑名市大字額田293番地
URL:http://www.ssc-inc.jp

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