シリーズインデックス:激動をよき友に

【第9回】こんなときだからこそ社員を大切に (株)シンワ・プランニング 代表取締役社長 遠藤 勝栄氏(福島)(2020.10.07)

遠藤勝栄社長 (株)シンワ・プランニング 代表取締役社長 遠藤 勝栄氏(福島)

コロナ禍による影響

社屋  (株)シンワ・プランニング(遠藤勝栄社長、福島同友会会員)は、福島県郡山市近郊のメーカーの工場内業務請負をメインとした業務を行っています。主な業種は製造業で、売上にコロナ禍の影響が出たのは5月からでした。注文は毎月減少しており、顧客のメーカーはリーマンショック時の3カ月で6割減少したペースを下回る受注減少が続いています。同社では昨年度より進めていた海外材料の輸入生産事業に参入し、売上は2割5分の減少でなんとか踏みとどまっている状況です。

徹底した感染症対策

作業現場  製造現場での仕事となるため、テレワークはできません。そのため、他社よりも厳しいコロナ対策を行っています。2、3月の時点で他県への出張、社員の私生活での移動を原則禁止しました。他県に移動したい場合は、事前相談を行い移動先などの詳細な報告も義務づけました。また、一連の対策フォーマットも作成しました。検温、フェイスシールドやマスクの着用はもちろんのこと、食堂の席に番号をふり、誰がいつどの席に座ったのか特定できるようにしています。特に力を入れているのが勤務シフトの強化です。時差出勤を実施で、出勤時間は5パターンあります。とにかく現場が密にならないように心掛けています。

 また、管理監督者には社内の運営について収益性や経営全般についても十分理解しておくようにしています。コロナで会社を休業する場合は補助金・助成金を申請できますが、会社側の支出も当然あります。税金・社会保険料・必要経費など会社負担も社員とともに意識共有して、企業全員が経営状況など相互理解するためには、常に日々のコミュニケーションが重要です。

今後について 〜郡山地区共同求人委員長としての考え〜

 福島同友会では郡山地区の共同求人委員長でもある遠藤氏。会員企業や地域のコロナ禍の状況から、例えワクチンが開発されても、新型コロナが完全終息するまでは新規採用する余裕がない、できない状態の企業が多いのではないかと考えています。また、三現主義(現場・現物・現実)が強い製造業ではリモートを使っての就職活動と社員教育は難しい。リモートは一見対話ができているようですが、どうしても会話が一方通行になってしまうところがあるためです。

 「今は社員と会社を守ることで精一杯ですが、基本の徹底はしっかりとしなければなりません。社員には『事故やクレームは起こさないように』と指導しています。こんな時だからこそ、今いる社員さんを大切にし、そのために自分自身の経営力をより一層高めていきたいです」と遠藤氏は語ります。

会社概要

設 立:1987年
資本金:4,200万円
事業内容:メーカー製造請負事業
従業員数:50名
URL:http://www.sinwa-p.com/index.html

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