シリーズインデックス:激動をよき友に

【第15回】信濃の山の幸・郷土の幸、食文化を守るために (株)やま 代表取締役 赤池 健氏(長野)(2020.11.25)

赤池健社長 (株)やま 代表取締役 赤池 健氏(長野)

はじめに

やま茶屋  長野県長野市の「やま茶屋」(蠅笋沺∪崔啖鯊緝充萃役、長野同友会会員)は、善光寺門前表参道に面し、地域に根ざして幅広い人々に愛されている老舗店です。創業60年余りで明治の商家をイメージする雰囲気のあるお店です。赤池氏自らが季節折々に採ってくる山の幸を使った山菜料理や、きのこ料理、また北信濃の素材を生かした地野菜、信州サーモンや信州黄金シャモ、信州霜降牛など、さまざまな和食と地酒が楽しめます。

新型コロナ感染が直撃

きのこ鍋  長野市内でコロナ感染が広がり始め、自粛要請により近隣の飲食業を含め、地域全体が一気に低迷してしまいました。赤池氏はいち早く店内に消毒液や感染予防対策を行ったり、近隣で働いている人たちから注文を取ってテークアウトも実施し、しばしば地元のメディアにも取り上げられました。そうした中で、既存の日本料理だけでは売上にも限りがあり、新たな分野に挑戦することになりました。

信州の果実を生かしたチーズケーキを

チーズケーキ旬果房  8月に「やま茶屋」の店先を改装し、新たに「チーズケーキ旬果房」をオープン。信州はフルーツの楽園であり、果実をふんだんに使ったチーズケーキを製造・販売し始めました。

チーズケーキ  可愛らしい瓶に詰まった華やかなチーズケーキは、お土産にもピッタリです。善光寺参拝の行き帰りに立ち寄って、ゆっくり過ごすことも可能です。今まで「やま茶屋」で使えずにいた北信濃の果物を甘味づくりによって新たに生かしています。

中小企業が踏ん張って地域を守りたい

 今回のコロナ禍以前から、近隣の歴史ある割烹が廃業したり、商店が駐車場になってしまうなど、かつての華やかな風景が変貌してきてしまいました。「やま茶屋」の横にはながの表参道セントラルスクウェア(公園)があり、この間、面する壁も公園に馴染み、市民に憩いを醸し出せるよう改装しました。「時代が変わり形は変わっても、人々が集って活力ある地域を残していきたい。将来、長野らしいマルシェをつくりたい」と日々の想いと夢を語る赤池氏です。

会社概要

創 業:1955年
事業内容:飲食業・宿泊業
     グループ(やま茶屋・季石庵・レストランやま・やま出前部・ホテルやま・ホテルニューやま)
所在地:長野県長野市問御所1315
従業員数:26名
TEL:026-233-3900
URL:http://www.yama39.com/

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