シリーズインデックス:企業探訪の旅

【第43回】社員とともに「栄養管理ソフト」の世界一をめざす-トータル・ソフトウェア(株)社長 今給黎 正己氏(鹿児島) (2006.02.15)

  トータル・ソフトウェア(株) 社長
今給黎 正己氏(鹿児島)

大島紬のデザインソフトから栄養管理ソフトへの転換

 トータル・ソフトウェア(株)(今給黎(いまきいれ)正己社長、鹿児島同友会会員)は、パッケージソフト開発の会社です。今給黎社長は大学を卒業後、1979年にコンピューター会社に就職。当時はオフコンも普及していない時代で、企業から預かったデータを大型計算機で処理し、明細書や請求書を作る業務に携わっていました。

 しかし、「やがてパソコンの時代が来る。簡単に操作できるソフト開発が必要だ。」と思い、現在の会社の創業と同時に転職しました。そのころのトータル・ソフトウェアは、大島紬(つむぎ)のデザインソフトを開発、県内外の紬生産地の業者に順調に普及していきました。

 その後、先代社長が大病を患い、1996年に社長に就任。紬業界の仕事もほとんどなくなり、売上も低下していきました。そこで、以前から手がけていた「栄養管理のパッケージソフト」の開発を主体にした事業に切り替えました。

同友会の学びで人を大切にする経営者をめざして

   鹿児島同友会には2000年に入会。2001年に同友会の経営指針セミナーに参加し、同友会理念の根本である「自主・民主・連帯」「労使見解」の精神に触れ、「同友会は経営をここまで掘り下げて追求しているのか」と衝撃を受けました。それからは、「社員さんを一人の人間・生活者として見よう。社員さんの気持ちに近づいて考えよう。どんな生活を営み、どんな苦労をしているのか、わかる範囲で気にかけよう」と思うようになりました。

 セミナーで作り上げた経営理念の一項に「わが社は、全社員の信頼関係のもと、個性と能力をおしみなく発揮でき、社員と共に発展する企業を目指します」というのがあります。「経営者も社員さんもかけがえのない人生をつぎ込んでいるという意識をお互いに持てれば、厚い信頼関係が生まれ、仕事に対し、自分を発揮できる。今は、社員さんの一人ひとりが『大切』なんだという気持ちでいっぱいです」と語る今給黎社長。鹿児島同友会の経営指針委員長を務めて3年、ますますの進化が期待されます。

日本一、世界一の栄養管理ソフトへ

   現在、主力商品である「栄養管理ソフト」の導入実績は3200本、全国47都道府県にわたります。一昨年より、アフターサービスとして保守契約を導入し、6割の契約までこぎつけました。「どんなに技術が進化しても、よりよいソフトをつくるには、結局は人と人が顔をつき合わせて話し合うしかない」と自らも全国を回り、現場に足を運びます。

 「まだまだ、ソフトを進化させ、社員と力を合わせ『栄養管理ソフトならトータル・ソフトウェア』と言われる会社にしたい。日本一、世界一のソフトづくりを」と今後の夢を膨らませています。

会社概要
 創業:1979年
 社員数:10名
 資本金:1000万円
 年商:1億円
 事業内容:パッケージソフト(医療、福祉施設向けの栄養管理)の
       開発・販売、データベースを利用した業務ソフトの開発
 本社所在地:鹿児島市紫原3-21-7
 TEL:099-253-6041
 FAX:099-253-6079
 e-mail:tsc@tsc-inc.co.jp
 URL:http://www.tsc-inc.co.jp/

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