シリーズインデックス:人を生かす経営

【第42回】仕事を通じて成長できる会社づくりを-(有)ジュライナイン 社長 中垣 明美氏(熊本)(2007.01.17)

仕事を通じて成長できる会社づくりを

  (有)ジュライナイン 社長
中垣 明美氏(熊本)


 (有)ジュライナイン(中垣明美社長、熊本同友会会員)は、雄大な自然が広がる阿蘇のふもとで生まれました。中垣氏は、高校卒業と同時に実父が経営する電気店の片隅でレコード店を始め、それが軌道に乗り、熊本市内に進出。現在は15名の社員と共に婦人服・アクセサリー・雑貨小売の店を4店舗展開しています。

何のために経営しているのか

   経営者として40年以上の経験を持つ中垣氏ですが、当初より社員を「うまく使う」という意識はなく、人間として平等で違いがあって良いと考えていました。しかし、その考えとは裏腹に、なかなか社員の前では自分をさらけ出すことができず、「言葉を選びながら話しても社員に誤解をされ、話すのが怖くなり自分自身が嫌になったこともあった」と言います。

 1991年に熊本同友会に入会。仕事の忙しさもあり、一時期は名前だけの会員になっていました。この仕事が好きというだけで、経営者としての自信を持てずに、いつも不安がつきまとっていた中垣氏でしたが、米村浩幸代表理事の誘いで同友会活動に参加するようになり、経営理念の作成を決意しました。「何のために経営をしているのか」という問いかけに真剣に向き合ったことで、自分らしく生きることを学び、社員の生きがい、働きがいを本気で考えるようになりました。

社員共育大学での学びと実践

   一昨年から熊本同友会の社員共育大学に参加。幹部社員と共に参加することで、よりコミュニケーションが取れるようになりました。特に、各社ミーティングでは、学びの共通点や違いなどを出し合い、お互いの成長を確認し合っています。また、同友会での学習スタイルを取り入れ、報告者の報告をもとにグループ討論をし、その内容を発表するなど、社員と話し合う機会を多くとり、チームワークを高めています。社員も同友会で学ぶことが非常に楽しいと感じています。

社員の成長への驚きと喜び

 その結果、社員のまとまりが良くなり、社員からの提案が多くなりました。昨年開催した夏祭りやクリスマスパーティーはすべて社員が立案した企画でした。

 月1回の全体ミーティングでは、一人ひとりにスポットを当てたいという思いから、社員に発表してもらっています。また、ディスカッション形式も取り入れ、お互いの経験を交流し、知的好奇心を高めていくことで接客技術の向上にも大きく役立てています。お客様からの感謝の手紙や店への差し入れも数多く贈られるようになりました。

 当てにし、仕事を任せていくことで社員はどんどん成長することを実践の中で経験した中垣氏ですが、その社員からは「社長が一番変わった」と言われています。そんな中垣氏の目標はあと10年の間に後継者を育て、会社を存続発展させること、そして「生涯現役」です。

●会社概要

創業:1965年
資本金:1000万円
年商:3億3000万円
社員数:15名(うちパート5名)
事業内容:婦人服・アクセサリー・雑貨小売(4℃、ヨーガンレール、
     きゃっとばるーう、KANEKOISAO)
所在地:熊本市水道町3-5 上通Kビル1F
TEL:096-322-2034
FAX:096-325-4772
URL:http://www.julynine.com/

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