シリーズインデックス:人を生かす経営

【第47回】社員とともにお客様のよろこびをつくる-総合包装(株) 社長 宮城 勇氏(沖縄)(2007.02.28)

社員とともにお客様のよろこびをつくる

  総合包装(株) 社長
宮城 勇氏(沖縄)




 宮城勇氏(総合包装(株)社長、沖縄同友会会員)は、1973年に総合包装の中部営業所に営業配達係りとして入社し、半年後には営業所長をまかせられます。入社3年目の1976年、本社で労働争議が発生し、本社あわせて半分の社員が退職。1980年には関連会社倒産のあおりを受け、総合包装も倒産の危機に直面しますが、社長の退陣を条件に仕入先から支援融資を受けることになりました。その後、宮城氏は取締役営業部長、常務、専務を経て、2006年に社長に就任しました。

顧客中心の職場づくり

   「経営は、お客様抜きでは語れません」と語る宮城氏。「経営の目的は顧客創造」との思いから、各部門での教育訓練に社員と一緒に参加しています。経営を大局的にとらえながら顧客中心の職場づくりをめざし、「顧客戦略」をはじめ経営を構成する8大要因について学びあっています。

 毎週月曜日の朝礼では、「お客中心の職場創り11カ条」の唱和を全員で行っています。また、日々の行動でアウトプットができるようにと、理解度テストも行っているとのことです。

 2003年には、県内包装業界初の品質マネジメントシステムISO9001を認証取得し、お客様の満足度を向上させるために継続的に改善しています。業績を伸ばすことを大きな目的としながらも、ISOの仕組みである「PDCA」を上手く活用し、教育訓練に結び付けています。

 品質方針は、“「人財育成」を基本にお客様の喜びを創り、より多くのお得意様を創り出す。”

基本は人材育成

   社員一人ひとりの成長があってこそ、お客様への質の高いサービスができ、お客様に喜ばれ、信頼され、そのことが結果として会社の繁栄に繋がるとのこと。

 今年の1月から、自立型人間の育成のために「成功塾」をスタート。営業部のメンバーが中心となり、「成功の分析」「失敗の分析」「ルーティーン目標」「期日目標」を明確にし、目標達成のための奉仕活動を各自宣言します。たとえば、家庭では毎日夕食後の食器を洗う、玄関の清掃と履物を整理する、会社では毎朝門と周辺のゴミを拾う、倉庫前の灰皿の吸殻を処理するなど、目標を立てて取り組んでいます。まだ、スタートしたばかりで結果は出ていませんが、「こうしたことは他社から見ると当たり前のことかもしれませんが、私たちにとっては初めての試みで『心を磨く』素晴らしい行い」と語ります。

 また、全社員を巻き込んで毎年3月に経営計画研修会を開催し、ベクトル合わせを行っています。

●会社概要

創業:1970年
設立:1976年
社員数:36名(パート4名含む)
資本金:2000万円
年商:15億5000万円
業種:包装資材、包装機械、食品・機会・物流機器等の販売、ISO-HACCPシステム構築支援
所在地:沖縄県西原町字小那覇1181
TEL:098-946-5411

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