シリーズインデックス:経営革新する元気印企業

【第56回】企業変革を重ねて頑張る女性を応援 (株)アイリスエステサロン 社長 新城恵子氏(沖縄)(2009.11.4)

新城社長 (株)アイリスエステサロン 社長 新城恵子氏

 新城恵子氏((株)アイリスエステサロン社長、沖縄同友会会員)は能力開発テープ教材の訪問販売会社の営業マネージャーから独立し、同社を創業しました。「経営とは、売上と利益を出すこと」と考えていた新城氏、「女性ならだれでも使う基礎化粧品なら販売マニュアルさえあれば売れる」と化粧品の訪問販売をスタートしました。5年後にはテレアポによる新規集客手法を導入、高単価の下着や美容器を扱う販売形態に切り替え、実績は毎年のように右肩上がりでした。そんな中、ナンバー2になるべく経営幹部候補として入社した実力ある男性マネージャーが1年も経たないうちに販売ノウハウと部下を連れて独立するという事件が起こりました。

経営指針作成セミナーを受講

 今後の方向性に悩んだ新城氏は、創業時から入会していた沖縄同友会の「経営指針作成セミナー」を受講しましたが、「経営理念は?」「あなたの会社はどんな会社?」強みは?」「社員の理想像は?」といった単純な質問に答えることができませんでした。続けて2度セミナー受講の後、経営方針を社内で初めて発表しました。今年で13回目、「毎年続けることが大事」と新城氏は言います。

エステへの業態転換

   経営方針を追求していると、いつしか「売上だけを追っている自分に気づいた」という新城氏は、お客がついてくる会社にしようと考え始めました。そこで、同社の強みである訪問販売のカウンセリングは契約獲得のために使うのではなく、サロンで顧客満足をつくるために使うべきだと訪問販売からエステへと業態を転換しました。

 方針転換にあたり社風刷新をめざし、2001年より同友会の共同求人活動に参加、中途から新卒採用へと方針を切りかえました。「多くの学生に自社の存在を説明するうちに、自分のやりたいことが固まってきた」、また年間かけての採用活動のため年間計画で会社が動くようになったと振り返ります。

ダイエットサービスで地域一番を目標に

 そして「一つでいいから一番になれる商品を!」と商品づくりに取り組みました。それまで総合的な美容サービスを打ち出していましたが、ダイエット(痩身)サービスを選択・集中し、地域で一番になることを目標としました。そこからダイエットサプリメントが誕生し、従来から強みであったカウンセリングを駆使した顧客対応で成果が出るようになりました。商品の力が販路拡大につながり、現在では生放送のテレビショッピングで取り扱われています。

「頑張る女性を応援する!」

   現在、世界規模での消費マインドの落ち込みという情勢を受け、「ぜいたく消費」という印象をもたれがちなエステ業界は厳しい状況です。しかし「“ここまでやってくれるのか”と期待を超えた感動レベルが提供できるサロンならお客は去らない」と新城氏は言います。社員に経営環境の変化を伝え、どうすればお客から選ばれるのか一緒に考えることを重視しています。経営目的に「頑張る女性を応援する!」を掲げる同社。毎年2月の経営方針発表会の後には、お客の体験発表やエスティシャンとしての結果発表をする「頑張る女性を応援する会」をも同日開催、お客と社員の関係が育ってきました。経営環境激変の下で、社員とともに新城氏の果敢な挑戦が続きます。

会社概要

設 立:1995年
資本金:2000万円
年 商:4億円
社員数:23名
事業内容:【エステサロン】沖縄県本当内にて店舗展開、役務提供(痩身、フェイシャル、ボディ、)及び関連商品販売【テレビ通販部門】自社オリジナルサプリメントの委託販売
URLhttp://www.myiris.jp/

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