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【第40回】自社で夢を実現してほしい 日研工業(株)  専務取締役 中村 亮太氏(三重)(2019.04.17) 

中村亮太専務 日研工業(株) 専務取締役 中村 亮太氏(三重) 

 鋳物の街・三重県桑名市で鋳物用資材の製造販売を行う日研工業(株)(中村亮太専務、三重同友会会員) 。現在組合加入の同業者は10社ほどで鋳物の工場は年々減少しています。業界では従業員の高齢化が進んでいますが、日研工業(株)は中村氏と3年前に入社した樋口氏がともに20代で、その若さが特徴であり強みとなっています。樋口氏は、中村氏の高校の同級生で、同じ野球部に所属していました。

会社の変化

作業の様子  現在中村氏と樋口氏を含む3名で営業を担当しています。樋口氏の出身地である三重県いなべ市はキャンプが盛んな地域で、樋口氏はキャンプを通じた町おこしに携わってきました。その経験から自社ブランドをたちあげて鋳物で作ったキャンプ用品を開発したいと提案。三重同友会会員の同業者が鋳物で自社製品を作っていたことも大きなヒントとなり、中村氏は提案を採用することにしました。「やりたいことを実現できる自由な雰囲気を作っていきたい」と中村氏は語ります。

心境の変化

 樋口氏から積極的に意見や提案があがってくるので、「プラス思考でものごとを考えることができるようになった」と中村氏。例えば、鋳物業界が縮小していることをマイナスだと捉えていましたが、「明るくないからこそチャンスなんだと思えるようになった」と考えるようになりました。また樋口氏が普段から社員の意見を吸い上げてくれるので、これまでよりも社員の気持ちを考えて行動できるようになりました。社内では樋口氏の提案に対して反対意見も出るようですが、中村氏は成果を出すことで理解を得ていきたいと考えています。

今後の新卒採用に向けて

 樋口氏の入社をきっかけに、新しい社員を採用し若返りを図っていこうという気持ちがますます強くなったという中村氏。今後社員数を増やしていくため仕事の量を増やし、エリアも広げています。また工場の中や床をきれいにし、トイレを増設するなど、環境の整備にも取り組んでいます。「新しい社員が入社しても自由で和気あいあいとした風通しのよい社内風土は大切にしていきたいですね。今後受け入れる社員にも自社で楽しく働き自らの夢を実現してほしいと思っています」と思いを語ります。

社員さんの声

社員さん 氏名:樋口 真大氏(入社3年目)

Q1.入社の動機
 入社前は大手企業で働いていましたが、あまりやりがいを感じることができませんでした。独立して、町おこしに関する事業に取り組もうと考えていたところ、高校の同級生の中村専務に出会い、専務のやりたいことも理解しながら、私のやりたいことにもチャレンジできると感じたので入社を決意しました。

Q2.現在の仕事内容
 中村専務のパートナーとして営業を担当しています。地元のいなべ市は自然が豊かでキャンプで多くの観光客が訪れるため、キャンプを通じた町おこしに興味を持っていました。そこで自社ブランドをたちあげキャンプグッズの開発を進めたいと提案し、採用されました。現在は鋳物で作った持ち運びができる薪ストーブの開発を行う予定です。

Q3.入社してみて
 思ったより以上にたくさんの仕事を任せてもらえて、逆に結果をださないといけないというプレッシャーを感じているほどです。徐々に会社が変わり成果が出てきているので、会社をさらに飛躍させたいと思います。将来の目標は自社を50名規模の会社にすることです。

会社概要

創 業:1961年
資本金:1,000万円
事業内容:鋳物用副資材の製造販売
従業員数:社員8名、パート1名
所在地:三重県桑名市額田359番地
URL:http://nikken-kk.jp/

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