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新時代を切り拓く中小企業2

【第13回】三位一体経営の実践で新時代を切り拓く (有)ウメイチ 代表取締役 梅田 益生氏(中同協青年部連絡会代表)

2023.10.25

(有)ウメイチ 代表取締役 梅田 益生氏(中同協青年部連絡会代表、岐阜)

 今から73年前、梅田益生氏((有)ウメイチ代表取締役、中同協青年部連絡会代表)の祖父が着物の販売などを行うウメショウを創業。その後、着物のレンタル事業に取り組むため1988年に(有)ウメイチが設立されました。しかし、バブル経済の崩壊を受けてウメショウは大きく売上を落とし、ウメイチも債務超過で「つぶれかけ」の状態となります。当時の会社の実態はレンタルではなく着物や振袖の販売が中心で、長年社長を勤めていた方が退職するなど不安定な経営状況が続いていました。

 梅田氏は、サラリーマンを経て呉服業界で修業後、2011年に(有)ウメイチに入社。「京都で作られた着物や振袖を販売することが正しい呉服屋のあり方。レンタルは邪道」とされていた時代でした。

「記念日に着物を着たい」ニーズに応える

 少子化の加速や価値観の変化によって業界全体の縮小が予想される中でも「記念日に着物や振袖を着たい」「晴れ着を着て記念撮影をしたい」という文化は無くなりません。そのため、梅田氏は入社2年目にレンタル事業へと大きく会社の舵を切りました。そのときに相性のよかったのが記念撮影事業です。着物や振袖の着付けをした後に同じ店舗で写真撮影までできるよう、貸衣装と記念撮影をセットにした事業展開を始めました。現在は成人式や卒業式、七五三、マタニティなどさまざまなシーンで利用されています。

  2020年に新型コロナウイルスが感染拡大し、成人式をはじめ各種行事が中止となったことで、同社は大きな打撃を受けます。そんな中でも「せめて振袖を着て記念写真だけでも撮りたい」というニーズは高く、以前にも増して多くのお客さんが訪れるようになりました。「フォト事業をやっていなければわが社はつぶれていたかもしれない」と当時を振り返りますが、業界の現状と将来を見据えて事業転換に取り組んでいたことが功を奏しました。

三位一体の経営

 (有)ウメイチは、経営状態に関わらずどんな時でも毎年新卒採用を続けています。会社説明会に梅田氏自ら出席して企業説明を行うことで、ビジョンや理念に共感した学生の入社につながり、定着率も向上しています。

 また、新卒採用を続けてきたことで「何のためにこの仕事をするのか」を考えて話し合う文化が社内で定着しました。それは、全社研修や店長勉強会、新人サポーター研修などさまざまな教育制度を整備していること、さらに毎年社長面談を実施して社員の悩みや困りごとなどを聞き、その人らしく働ける環境づくりに取り組んで、ビジョンや理念の浸透を図っているためです。「会社のビジョンを実現しても社員の夢が叶わなければ意味がない。会社のビジョン実現は、社員の夢の実現が伴ってこそだと考えています」と梅田氏は話します。

 同友会に入会してから3年ほどは幽霊会員だったと言いますが、転機となったのは岐阜同友会青年部の立ち上げの際に全国の青年部の仲間の取り組みに触れたことです。「人を生かす経営」に取り組んで会社を成長させている経営者が全国にたくさんいることを知り、「この人に追い付きたい」「こんな会社をつくりたい」という思いが芽生えました。2015年には初めて青全交に参加し、多くの刺激と衝撃を受けたことで、それ以降すべての全国行事に欠かさず参加するようになりました。

 梅田氏は「わが社が成長できたのは経営指針・採用・共育をブラッシュアップし続けてきたからこそだと思います。経営指針だけ、社員教育だけ、ではなくすべての活動にバランスよく取り組むことが大事」とこれまでの活動を振り返ります。

さらなる飛躍へ

 2022年から中同協青年部連絡会代表を務める梅田氏。「戦術・戦略はまねされるが、企業文化はまねできない。尊敬できる経営者たちに出会えたのは財産で、異業種の経営者が集まっている同友会だからこそ経験できる」と話し、全国数千名の主体者たちを理念やビジョンのもとひとつの方向にまとめる経験ができるのは役得だと感じています。

 自社を「記念日のプロデュース業」と定義しており、記念日に関わる着物の着付けや記念写真撮影などはすべてが本業。現在最も関心があるのは旅館業だと言います。記念日に旅行する人は多く「記念日のプロデュース」と自社を定義しているからこそ生まれた発想です。新たな時代の「晴れの日」に向けてさらなる挑戦を進めていきます。

(有)ウメイチ
設立 1988年3月
資本金 500万円
社員数 61名(グループ72名)
事業内容 貸衣裳、各種記念撮影、撮影に伴う美容・着付
URL https://plum-s.com

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