
CQオーム(株) 代表取締役 小島草太氏(岐阜)
会社紹介

CQオーム(株)(小島草太代表取締役、岐阜同友会会員)はアマチュア無線機器とインカムトランシーバーの専門店です。1981年に「CQハウスオーム」という名前で小島氏の両親が創業し、当時は電子パーツの専門店でした。1992年に父親が他界したことで当時大学に通っていた小島氏は岐阜に戻り、母の仕事を手伝い始めます。現在では携帯電話やインターネットの普及に伴いアマチュア無線は衰退産業となり、ピーク時と比べると市場規模・同業店舗数も10分の1以下になっています。しかしCQオームはそんな中で毎年売り上げを伸ばしています。
継続は力なり
その大きな要因はさまざまな業界初の試みをしてきたこと、そして業界ナンバー1の強みや実績を数多く持っている点にあります。

1999年には業界で初めてネット通販とメールマガジンを始め、Facebook・Twitter(現X)・Instagram・YouTube・LINEといったSNSなどで情報発信を始めたのも業界初だと言います。
メールマガジンは約20年間毎週欠かさず発行し、その発行回数は1,000回を超え、読者の数は約5万人にまで増えました。また各種SNSのフォロワー・登録者数は軒並み業界ナンバー1であり、他にもウェブ掲載商品点数や取扱商品点数、オリジナル商品、メーカーとのコラボ商品数も業界最多となっています。
日本全国に顧客がいるため問い合わせも多く、かつては小島氏が毎日100通のメール返信をしていましたが、社員が増えた現在は技術スタッフが自社以外で購入された商品の相談にもメールや電話で対応しています。
小島氏は「業界ナンバー1になるために特別なことはしておらず、常に目の前の課題を解決・改善し続けてきたことで少しずつよくなってきた」と言います。アイデアはまねされるため「そこまでやるか」「面倒くさい」と思われるものが強いと言い、メルマガやお客さまへの丁寧な対応をはじめとした努力の積み重ねが業界ナンバー1につながっています。
同友会で学んだこと

2011年に同友会に入会してから経営について学ぶ中で「何か突出したものを持たなくては」という意識を持つようになりました。同友会では中小企業がやるべき2つのことを学んだと言い、1つ目が差別化(商品・売り方・働き方)で高い粗利率を確保すること、2つ目が社員の自主性を大切にしてそれを武器とすることだと言います。ただ売り上げを作ることだけを考えるのではなく差別化して付加価値をつけることが大切だと言い、無線の業界にもともと興味が無かった小島氏は知識も技術も無かったからこそ常に勝てるポイントを探してきました。
家族で経営していた状態から社員が増えてきたのも成り行きだと言い、仕事が回らなくなってきたことでアルバイトを雇い、その人件費を賄うために利益を確保し、また新しく人を雇うというサイクルを繰り返して社員が増えてきました。同業他社ではほとんど無いという新卒採用も2019年から開始。この業界に興味があって入社するのは20人に1人ほどだと言います。社員にモチベーションを持って働いてもらうため1日7時間労働制にして残業は無し、年間休日は130日とし、労働環境や会社の雰囲気で選んでもらえていると言います。そして入社当初は業界知識が無かった社員が現在では自発的に商品のアイデアを出してくれるなど成長を遂げています。
展望
これまでは国内の一般ユーザーをターゲットにしていましたが、今後は海外も含め業務用や防災などの周辺分野にも進出することを検討しています。他には後継者のことや社員に寄り添った組織の仕組みづくりについても考えており、これからも目の前の課題に向き合い続け、会社と社員のよりよい未来をめざしています。
| CQオーム(株) | |
|---|---|
| 設立 | 2012年 (1981年創業) |
| 資本金 | 500万円 |
| 従業員数 | 38人 |
| 年商 | 11億円 |
| 事業内容 | 通信機器販売、アマチュア無線機、トランシーバー、インカム、受信機 |
| 住所 | 岐阜市菅生3-11-8 |
| 電話番号 | 058-294-3949 |
| URL | https://www.cqcqde.com |










